よくある質問

保育園に多く寄せられる質問集です。

見守る保育とは、ただ職員が「見ているだけ」「守っているだけ」ではありません。

子ども達に干渉(支持)せず、子ども達の考え、行動を生かし、職員が子ども達の活動の場(環境)を構築し、手助けをしながら子ども達の考える力を育てる保育です。

元気に走り回ることが、子どもらしいのではなく、何かに熱中することが子どもらしいと考えます。

子どもは子どもなりに、主体性をもっています。自分らしさを十分発揮し、生き生きと生活できる毎日を保障することがその子の主体性を育てることになります。

自分で自分のことがわかり、しっかり自己主張できること、他人を思いやれるやさしさなどを育てたいと思っています。
つまり、個人としての多様な能力を育てると同時に、社会性も身につけていくことです。

0・1歳児、2歳児、3・4・5歳児の3グループに分け、複数担任が受け持ち交代でリーダー、サブリーダー、アシスタントの役割分担のなかで保育をしていくものです。ここで、主な役割を紹介します。

リーダーは、活動の中心となって、全体をみる。
サブリーダーは、活動の中で、困っている子の手助けをする。お便り帳の確認。
アシスタントは、次の活動の準備や活動の片付け、お便り帳の確認。

複数担任の良さは、例えば、1人担任で、子どもが怪我や病気をした時、担任は、その子どもにつきっきりになります。
チーム保育ですれば、サブや、アシスタントがその子のお世話をします。他にメリットといえば、主に下の3点です。

保育の選択性など子どもの個性を尊重した活動ができること。
先生にも個性があり、子どもとの関係も豊かになること。
先生同士のコミュニケーションが進み、子ども理解や保育が深まるなどの利点があります。

いいえ、いわゆる縦割り保育ではありません。縦割り保育はクラスを異年齢の集団で固定させていることが多いようです。
当園では年齢別の横割りを基本としつつ、遊びや生活の各場面では、自然に異年齢集団になります。

それは体験させたい保育内容を子どもが選択する要素を加えているからです。場合によっては横であり縦でもある、そういう保育形態です。

厚生労働省の規定では、0歳児が3名に1人、1・2歳児が6名に1人、3歳児が20名に1人、4・5歳児が30名に1人の職員がつきます。
当園では、規定より多い職員数を確保しています。

しかし、年度内で0歳が1歳に、2歳が3歳になりますので、子ども達一人ひとりの様子を見ながら年齢に見合った職員配置をしています。

部屋の広さは、子ども達の活動範囲の広さです。子ども達は広いところにいくと走り回ってしまうことがよくありますが、それは、走り回れる広さがあるから、走り回ってしまうのです。

お集まりするお部屋は、決して走り回るところではありません。区切られたスペースに人が沢山いるときに、走り回ってしまうとぶつかってしまうのが、当然です。それを子ども達に感じとってもらう為にも適切な広さだと思います。

登園してから朝のお集まりまでと、食後から1時半までは「自由遊びの時間」です。
一方、その日にどんな遊びをするか担任が計画しているのが、午前中の「課題保育」です。

選択性保育は、子ども達が自ら自由に遊ぶ保育です。ただ、自由といっても放任ではありません。担任がいくつかの活動を準備していますので、その中から、選ぶのが選択性保育です。又、必ずしないといけない活動もありますので、選択した活動をした後や別の日などに、今度は選んでいない方の活動をするのが、順序性保育です。

順番を選択する保育です。順番を決めて活動すると、したくない活動でも、やりたかった活動をさきにしている為、あまり苦にならずに次の活動が出来るようになります。

部屋の広さは、子ども達の活動範囲の広さです。子ども達は広いところにいくと走り回ってしまうことがよくありますが、それは、走り回れる広さがあるから、走り回ってしまうのです。

お集まりするお部屋は、決して走り回るところではありません。区切られたスペースに人が沢山いるときに、走り回ってしまうとぶつかってしまうのが、当然です。それを子ども達に感じとってもらう為にも適切な広さだと思います。

子ども達は、自分でやりたいこと、知りたいことがいっぱいです。
その持って生まれた子どもの特性は自発的な遊び、創造的な遊びへと伸びていく大切な欲求です。それを十分に満たしてあげることで、次への段階へと遊びは広がり深まっていくものなのです。
しかも、その欲求は全く個人的なものなので、様々な遊びや環境を用意する必要があります。ところが、一人ひとりに用意した遊びが適しているかどうかはわかりません。

そこで、子ども自身が選ぶことで基本的な欲求を十分に満たしていくことができ、ひいては、自由と責任がしっかりと身につくようにもなっていくのです。又、子どもは大人が考えている以上に、自分にあったちょうどいい遊びを選ぶものです。その繰り返しによって適切な判断力を養うことにもなっています。

いつでも何でも同じようにやらされているだけでは、自分の好きなことは見つけられません。自分で選べるだけで意外と一生懸命にやるものです。

保育園では、小学校に入ることを前提に、保育を行っています。
現在、日本人の学ぶ力は世界の中で最も低いとされています。これも、色々な事をいつもやらされているからです。

学ぶ力とは、「考える力」です。この「考える力」を育てる為、この「見守る保育」を行っています。また、5歳児は2月より就学前の準備の為、2歳児と部屋を交換し、1クラスで生活をします。そして、2歳児は、3歳児準備の為、3・4歳児と一緒に過ごします。

お便り帳は、子どもさんの成長に合わせて、職員が記入することを少しずつ減らしていきます。
お便り帳は本来、子どもが親や職員に言葉で伝えられないので、その代わりとして使用しています。

成長に合わせて子ども達は自己表現できるようになり、言葉で伝えることができるようになります。しかし、子どもにも個人差もありますので、子どもの様子や活動に合わせて行っています。

遊びは大きく分けると「外遊び」「室内遊び」があります。室内遊びは、3つのゾーン遊びの部屋があります。
「絵本ゾーン」の部屋 ⇒ 物語の絵本、図鑑等
「製作ゾーン」の部屋 ⇒ ぬり絵、お絵かき、粘土、折り紙等
「ごっこ遊び、ブロック、パズルゾーン」の部屋 ⇒ ままごとセット、お手玉、オセロ、トランプ、カルタ等。

それぞれの遊びのゾーンは、子どもの遊ぶ様子を見て、先生達が工夫し、素材を準備し、内容を考えています。
ゾーン遊びでは、子ども自ら遊びを選び自ら取り組まないといけません。自分が何をしたいのか選び、それを言える子になるためには、とても大切な活動の1つです。

当園での3・4・5歳児の給食は、セミバイキング方式をしていますが、自分で好きなだけ勝手にとっていくのではありません。

子どもは年齢や学年は同じでも発達の段階は個人差が大きいものです。
もちろん食事の量も個人差があります。個人でもその日の体調により量も変わってくるはずです。
その為、自分の気持ちをきちんと相手に伝え理解してもらわなくてはなりません。
又、先生もそれに対して言葉かけをします。どんなにおとなしい子どもでも必ず1日1回は、自分の意思を自分の言葉で伝えることをします。

「自ら考え判断し行動する。」これは大きくなってからでは、なかなか身につきません。
小さい頃から日ごろの習慣として繰り返すことが一番でしょう。
待つことも大事で、集団生活でのルールを学ぶ機会でもあります。
なるべく、待ち時間も少なくするように工夫しながらしています。
並んで待っている間は、お友達同士でおしゃべりをし、子どもにとって大人が思うようには、苦痛ではないようです。

現在の大人は、好き嫌いが多いと言われています。

それは小さい頃の食事を無理やり食べさせられたと言うことです。好き嫌いをなくすためにも、セミバイキング方式はふさわしいと考えています。
レストランなどでバイキング方式は、好きなものだけとるので、好き嫌いは、なくならないでしょう。

しかし当園の配膳方法は、どの惣菜も「少し」は食べなくてはいけないのです。
お皿やお椀に盛られたものは全部食べきることができるので、「食べた」「食べることができた」という満足感が得られます。
ところが、「少し」食べたとしても、盛られたものが残ってしまえば「残した」「私は食べられない」という結果の気持ちになってしまします。

口に入った量がたとえ同じ量でも、やっている行為は180度意味が異なります。
前者は自分がやっている「選んでいる」主体的な食事であり、後者は先生にやらされている受動的な食事だからです。偏食は、主体的な食事によって克服されていくものだと考えます。

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